【実際になんの役に立つ?】ビジネス書を週に1冊、1年間読んで良かったこと
目次
- ビジネス書を読んで良かったこと
- まとめ
凡庸なサラリーマンパパ(2児)こと、凡リーマンのくらんちです。
サラリーマン10年目にして、全く読んでこなかったビジネス書を1年間読んでみました。
40冊以上読んでみて、実際にどんな良いことがあったか、紹介したいと思います。
ビジネス書を読んで良かったこと
1. 正しい情報が何か、わかるようになる
たとえば、あるネット通販事業で、Amazonや楽天モールで売上は安定している。ここから更に成長していくためには、何をするべきかという問題があったとします。
そして、結論はどうやら、今後は自社ブランドのオリジナル商品やマイナーな中古品を主軸に販売していく方針となった。
しかし、それは別の部署のことで、あなたは結論しか耳にしなかったとします。さて、何故この結論になったか、あなたは同僚と話し合っています。
そして、その同僚は、こう言いました。
「モールは家賃や手数料がかかって利益率低いって言うし、より利益率を上げるためにやるってことじゃないかな」
どうでしょう、なんとなく合っていそうな気がしますね。事実、間違っていません。でも「正しく」ありません。それは、なぜか。
オリジナル商品やマイナーな中古品が「良い」という理由がないからです。
じっくり考えればこの事には気づきますが、そもそも、ビジネス書でもニュースでも、なにかで「知ってさえいれば」わかることです。
・Amazonや楽天モールは認知度が圧倒的であり、最強の集客力がある
・その代わりに、顧客は類似商品で一番安いモノを探すため、価格競争が激しい
この事実を知ってさえいれば、「あぁなるほど、商品のファンになってもらえれば価格競争する必要がないから、オリジナル商品や、一点物とかのマイナーな中古品を扱いたいのか」と想像することができます。
さきほどの同僚の考えが「間違ってはいないが、正しくはない」と即座に認識できること、これが「正しい情報を掴むスキル」です。
これには「事実」を知っていることが必要ですが、知らなくても「これは必要な情報が欠けている」、そういった気づきのスキルを与えてくれるのがビジネス書だったりするのです。
2. 問題がどこにあるか、わかるようになる
たとえば、来客時に、入り口の隅にある受付簿に、「入退室時に、記録を書き残す」というルールがあったとします。
しかし、5人に1人くらい、忘れてしまう人がいます。
そこで、忘れてしまう人がいなくなるように、月曜日に、注意喚起のメールを発信することにしました。
しかし、まだ、7人に1人くらい、忘れてしまう人がいます。
一体どうすれば忘れないように意識してくれるのでしょうか。メールの件名に【重要】とか、赤字や太字を使ったり、メールの頻度を上げたりすればよいのでしょうか。
そうではありません。受付簿を隅ではなく、すぐ横に設置し、目立つ色に変え、張り紙でもすればよいのです。
これはわかりやすい例ですが、
要は「意識」の問題ではなく、「構造」の問題と見ることです。
意識が低いとか、責任感がないとか、誰かのせいではないのです。
そもそも気づくようになっているか、という構造の問題で解決するべきなのです。
これも1つのスキルと言えますが、これは本当に素晴らしいスキルで、何せ日常からビジネスまですべてのことで応用ができる抜群の汎用性を持っているスキルです。構造の視点で考えましょう、ということがビジネス書では良く取り上げられています。
3. 要約する力が身につく
ビジネス書は文量的にしんどいなぁと感じることがあります。難しい内容だと尚更、面倒くさいと思ってしまうことがあります。
かといって、読み飛ばすのも勿体ない。(…もはや辛い)
みたいなことになるのですが、続けていくうちに、ふと気がつきます。
「あれ?結局、何が言いたいんだろう、この著者は?」
ふむふむ、なんだか読み進めていくと、結局最後の章に繋がってるな、あぁこれが言いたかったのね!ここに来るまでの説明なのか!
ということで、当たり前かもしれませんが著者は大事なことを伝えるために、クライマックスに向かって様々な必要な説明を行っている本がほとんどなのです。
これが習慣づくとどうなるか。
どんな会議の資料や文章でも、何が言いたいのかを目的として読んだり、書いたりする事が習慣になるので、効率良く理解し、正しい文章を書けるようになります。
実はこれは要約力というスキルが備わっている証拠なのです。
一生使えるスキルなので、是非身につけたいものですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。すでに実践されている方もいるでしょうし、自然に身についている方もいるかもしれません。ただそれを「スキル」と認識して日々取り組めるようになると本当の意味で身につき、ビジネスマンとしての能力が向上することは間違いありません。また人に説明できるようになると説得力も増し、信頼を得ることにも繋がりますし、マネジメントにも応用できます。
他にもまだまだビジネス書にはこういったノウハウが詰め込まれており、経験談から説得力のある、役に立つお話を1,500円程度で読めるというのはコスパ最強だと思います。
”…でも、本読むの苦手なんだよなぁ、すぐ眠くなっちゃうよ。”
そんな方が多いと思います。わかります、私も当初は睡眠導入剤かと思いました。
というわけで、そんな私がどうやって1年間読み続けることができたのか。
次回は、「ビジネス書を読む習慣を身につけるための方法」を紹介したいと思います。
それではまた次回の記事で!